老人ホームに入居する前に終活も忘れずに!!終活は残された家族への感謝をこめて

遺言・相続の相談
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終活とは

「終活」とは、「人生の終わりのための活動」の略です。 人生の総括を行い、人生の最期を迎えるにあたっていろいろな準備を行うことを意味する言葉です。 具体的には、身の回りの整理、財産の相続を円滑に進めるための計画、葬儀や墓の準備などが主に行われています。終活とは身内への感謝の気持ちでもあります!!

老後の不安を解消していきいきと暮らすため

「人生の終わり」というと死をイメージしがちですが、終活とはいつか来る死の準備を行うためだけの活動ではありません。むしろ、残りの人生をどのように生きるかを前向きに考え、老後の生活を豊かにするための取り組みでもあります
たとえば、働き盛りの世代にできなかったことにチャレンジしたり、新しく趣味を作る計画を立てたりするのも、立派な終活になります。また、心身ともに豊かな老後生活を送るためにはある程度のお金が必要になります。そのための資産形成に取り組み、老後のお金の不安を解消するのも終活の目的のひとつです。
人生100年時代!!

遺された家族の負担を減らすため

冒頭でも説明をしていますが、終活は身内に対する感謝の気持ちでもあります。なぜなら人が亡くなると、遺された家族は葬儀や墓の手配、遺産相続、遺品整理など、さまざまな手続きに追われることになります。
これらの手続きを行うには、訃報を知らせる知人のリストアップ、葬儀会社への連絡、財産の確認、相続の手続き(相続税の申告・不動産の名義変更etc)、遺品の仕分けなど、多くの手順を踏む必要があります。中には故人しか知り得ない情報もあるため、何の準備もしていないと、家族があちこち奔走することになってしまいます。
終活の一環で、必要な情報をエンディングノートなどに書き留めておけば、どこに連絡すべきか、財産がどのくらいあるのか、などの情報を一目で確認できるため、家族への負担を減らすことができます。家族を想うからこその終活です!!

家族間のトラブルを防止するため

遺産相続を巡る争いは決してめずらしいことではなく、ときには訴訟に発展するケースもあります。
自分の死後、家族がいがみ合い、仲違いしてしまうのは何としても避けたいところです。
終活を通して、財産の相続方法や分配の仕方を決めておけば、トラブルをある程度防ぐことができるでしょう。
また、ラストギフト:あなたの死後、大切な方へ向けたメッセージをもし送れるなら、、、送りたくありませんか?

終活を行う際のポイント4選

身の回りの物の整理

長く生活していると、生活必需品だけでなく、趣味の物や思い出の品など、さまざまな「モノ」が蓄積していきます。雑多な遺品を仕分けし、処分していくのは簡単な作業ではなく、かなりの時間と手間がかかってしまいます。
遺品整理業者に依頼するのもひとつの方法ですが、遺品の数が多いほど料金がかさむため、家族の負担になるおそれがあります。終活を始めるにあたり、生前から必要なもの、不要なものを仕分けして少しずつ断捨離を進めていけば、死後の遺品整理の負担を減らすことができます。

医療や介護の希望をまとめておく

大きな病気やケガをすると、場合によっては他人との意思疎通が困難になることもあり得ます。
そんなとき、かかりつけ医の情報と共に、どんな医療・介護を受けたいのか、あらかじめ希望をまとめておくと、家族がその意思を医療機関や介護施設に伝えてくれます。
あわせて、健康保険証や保険証券などの在処も記載しておくと、意識を失って医療機関に搬送されたとしても、円滑に入院手続きを済ませることができます。

希望があるなら葬儀の規模を考えておく

葬儀には、身内だけでなく、友人や仕事関係や近所の方など、故人と生前に縁のあった一般の人を幅広く招いて行う「一般葬」、家族・親戚を中心とした「家族葬」、通夜や葬儀を行わない「直葬」などさまざまなスタイルがあります。
最も規模が大きいのは一般葬で、小規模な家族葬や直葬に比べると手間と費用がかかります。自分の希望や葬儀用の貯蓄などに応じて、どのくらいの規模・スタイルの葬儀を望むのか、あらかじめ考えておくと葬儀の手配を円滑に進められます。

エンディングノートを活用する

エンディングノートとは、自分の死後、家族に伝えておきたいことをまとめておくノートのことです。
記載する内容に決まりはありませんが、以下のような情報を書き留めておくと、自分の死後に行う手続きの助けとなります。

◆自分の個人情報(健康保険証などの在処、家系図なども含む)
◆ 交友関係(訃報を知らせて欲しい人の氏名や住所、連絡先など)
◆ 遺品(デジタル含む)やデータの情報(遺したいもの、処分したいもの)
◆ 資産関係の情報(預貯金や不動産、負債などの情報)
◆ 葬儀・墓に関すること(希望する葬儀のスタイルや、連絡する葬儀社、予算など)
◆ 医療・介護の希望

必要事項が網羅されているエンディングノートを使った方が便利です。
デジタル遺産(暗号資産のように)ウェブ上でしか解約手続きができないもなどあるようでしたら、しっかりとエンディングノートにまとめて、遺された家族の負担を減らしてあげましょう!!

保険の見直し

現在保険は85歳まででしたら加入できる保険はあります。
保険に対する印象は様々かと思います。保険は目的をしっかりと把握して上で加入をおすすめします。特に相続においては、非常に有効的です。非課税枠も設けられているので、ぜひ活用してください。500万×相続人までは非課税で保険金を受け取ることができます。

揉めている時なんかも、、、

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